地球環境ウォッチャー

地球環境を守るために

廃棄物処理業者が切り拓く、地球の未来

産業廃棄物とは、事業活動に伴って生じる廃棄物のことを指します。私たちの身の回りにある製品やサービスの裏側には、必ずと言っていいほど産業廃棄物が存在します。例えば、工場から出る金属くずや廃油、建設現場から出る廃材、オフィスから出る古紙などは、すべて産業廃棄物に分類されます。 産業廃棄物は、その種類や成分によって適切な処理方法が異なります。環境への負荷を最小限に抑え、資源を有効活用するためにも、それぞれの廃棄物に最適な処理を行うことが重要です。処理方法は大きく分けて、埋め立て処分、焼却処分、リサイクルの3つに分類されます。 近年では、単に廃棄物を処理するだけでなく、資源として再生利用する動きが活発化しています。これは、廃棄物の発生量を抑制するとともに、新たな資源の確保にもつながるため、持続可能な社会の実現に向けて重要な取り組みと言えるでしょう。
SDGsと暮らし

レジ袋有料化から3年、その効果と課題とは?

2020年7月1日、プラスチック製買い物袋の有料化が全国一律でスタートしました。これは、海洋プラスチック問題や地球温暖化など、深刻化する環境問題への対策として導入されたものです。 世界中で使い捨てプラスチックによる環境汚染が問題視される中、日本でも、使い捨てプラスチックの代表格とも言えるレジ袋を削減することで、持続可能な社会の実現を目指そうという動きが、この有料化の背景にはありました。
地球環境を守るために

テサロニキ会議:持続可能な未来への提言

テサロニキ会議は、持続可能な未来に向けた取り組みを議論し、具体的な行動計画を策定することを目的とした国際会議です。1997年にギリシャのテサロニキで開催された第1回会議を皮切りに、環境問題、経済発展、社会正義など、現代社会が抱える様々な課題について、世界各国のリーダーや専門家が一堂に会して議論を重ねてきました。 会議では、地球温暖化、貧困、紛争など、地球規模の課題解決に向けた国際協力の必要性が訴えられてきました。また、持続可能な開発目標(SDGs)の採択など、具体的な行動計画を策定するための議論も行われてきました。
地球環境を守るために

地球の未来をかけた攻防:政府間交渉会合とは

国際社会が直面する課題は、地球温暖化、海洋プラスチック汚染、生物多様性の喪失など、ますます複雑化し、その解決には、国家を超えた協力が不可欠となっています。このような地球規模の課題解決に向け、世界中の国々が集い、国際的なルールや政策を交渉する場となるのが「政府間交渉会合」です。 政府間交渉会合は、一見華やかに見えますが、その舞台裏では、各国の思惑が複雑に絡み合い、熱い攻防が繰り広げられています。参加国は、それぞれの国益を背負い、自国の立場を有利にするために、様々な戦略を駆使します。例えば、自国の主張に賛同してくれる国々との連携を強化したり、反対する国々に対しては、経済援助や技術協力などを梃にした交渉が行われることもあります。 また、政府間交渉会合では、議題に対する専門知識を持った交渉官の存在も欠かせません。彼らは、膨大なデータや分析結果を武器に、自国の主張の正当性を訴え、より有利な条件を引き出そうとします。さらに、NGOや研究機関などのオブザーバーも参加し、独自の調査や分析に基づいた情報を提供することで、交渉に影響を与えることもあります。 このように、政府間交渉会合は、国際社会におけるパワーバランスや各国の思惑が如実に反映される場であると同時に、地球規模課題の解決に向けた重要な一歩を踏み出すための貴重な機会と言えるでしょう。
サステナビリティのために

動物のふん尿:地球を救う資源への変換

豊かな自然環境を維持し、食糧生産を支えるためには、家畜のふん尿を適切に管理することが不可欠です。しかし、その量は年々増加しており、環境への負荷は深刻化しています。ふん尿に含まれる窒素やリンは、河川や湖沼に流れ込むと富栄養化を引き起こし、悪臭や水質汚濁の原因となります。また、温室効果ガスであるメタンの発生源にもなり、地球温暖化の一因としても懸念されています。 さらに、家畜ふん尿の処理には多大なコストと労力がかかり、農家にとって大きな負担となっています。適切な処理方法の不足や、処理施設の老朽化なども深刻な問題です。これらの課題を克服し、家畜ふん尿を貴重な資源へと転換していくことが、持続可能な社会の実現には欠かせません。
カーボンニュートラルに向けて

脱炭素を加速させる、注目の『ベースライン&クレジット』

近年、世界中で叫ばれている「脱炭素」。地球温暖化を食い止めるためには、二酸化炭素の排出量を大幅に削減していく必要があります。そこで注目を集めているのが、「ベースライン&クレジット」と呼ばれる新しい炭素排出削減の枠組みです。 従来の排出量取引制度では、企業ごとに排出量の上限が定められていました。しかし、この方式では、排出削減の取り組みが遅れている企業にとっては、目標達成が難しく、コスト負担も大きくなってしまうという課題がありました。 一方、「ベースライン&クレジット」方式では、業界全体や企業の過去の排出実績などを基に、標準的な排出量(ベースライン)を設定します。そして、企業はこのベースラインをどれだけ下回って排出量を削減できたかを「クレジット」として評価されます。このクレジットは、市場で取引することも可能です。 つまり、「ベースライン&クレジット」方式は、従来の排出量取引制度よりも、より柔軟で、企業にとって参加しやすい仕組みと言えるでしょう。この新しい枠組みが、今後の脱炭素社会の実現に向けた大きな原動力となることが期待されています。
地球環境を守るために

生物多様性プロジェクト:地球を守る国際協力

生物多様性プロジェクトとは、地球上の様々な生物種、生態系、遺伝子とその相互作用を守るための取り組みです。近年、人間の活動による環境破壊、気候変動、外来種の侵入などにより、生物多様性はかつてない速度で失われています。この危機的な状況を食い止めるため、国際機関、政府、NGO、研究機関、企業、そして市民が協力し、様々なプロジェクトが世界中で展開されています。
地球環境を守るために

海の安全と環境を守る 海難残骸物除去条約とは?

海難事故によって発生する残骸物は、航海の安全を脅かすだけでなく、海洋環境にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。 沈没船や漂流するコンテナは、航行中の船舶にとって大きな危険です。特に、視界不良時や夜間には衝突の危険性が高まり、新たな海難事故を引き起こす可能性も孕んでいます。 また、残骸物から流出した油や化学物質は、海洋汚染を引き起こし、海洋生態系に深刻なダメージを与えます。これらの物質は、海洋生物の生息環境を破壊し、食物連鎖を通じて人間にも影響を与える可能性があります。 さらに、残骸物は、美しい海岸線の景観を損ない、観光業にも悪影響を及ぼす可能性があります。漂着した残骸物は、海岸の景観を損ない、観光客の減少や漁業への影響も懸念されます。 このように、海難残骸物は、海の安全と環境に対して多大な脅威をもたらす可能性があり、その影響は計り知れません。
地球温暖化について

地球温暖化の影? 海の熱膨張を解説

物質は、温度が上がると膨張する性質があります。これを熱膨張と言います。身近な例では、熱くなった鍋やフライパンが膨らむ現象が挙げられます。 これは、温度上昇に伴い、物質を構成する原子や分子の運動が活発になることで、互いの距離が離れるために起こります。 水も例外ではなく、温度が上昇すると体積が膨張します。地球温暖化の影響で海水温が上昇すると、この熱膨張によって海面が上昇するのです。
カーボンニュートラルに向けて

カーボンニュートラルで未来を拓く

「カーボンニュートラル」--- 近年、この言葉を耳にする機会が増えましたね。これは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量と、森林などによる吸収量を差し引き、実質的にゼロにするという概念です。 地球温暖化を食い止めるための重要な取り組みとして、世界中で注目されています。
再生可能エネルギー

再生可能エネルギー世界会議:持続可能な未来への道筋

世界規模で深刻化する気候変動は、私たちの社会や経済に大きな影響を及ぼし始めています。地球温暖化による海面上昇、異常気象の頻発化、生態系への影響など、その影響は多岐に渡り、未来への危機感から「気候危機」という言葉も叫ばれています。 このような地球規模課題を背景に、「再生可能エネルギー世界会議」が開催されることとなりました。 本会議は、持続可能な社会の実現に向け、再生可能エネルギーの普及と技術革新を促進し、国際的な協力体制を強化することを目的としています。 世界各国から政府関係者、企業代表、研究者、NGOなどが一堂に会し、最新の知見や技術を共有し、具体的な行動計画を議論します。 会議では、気候変動問題の深刻さを再認識するとともに、再生可能エネルギーが持つ可能性と、未来への希望を共有し、具体的な行動につなげていくことが期待されています。
地球環境を守るために

名古屋・クアラルンプール補足議定書:生物多様性と責任

生物多様性条約は、地球上のあらゆる生命とそのつながりを守るための国際的な枠組みです。その中で、遺伝子資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関するルールを定めたのがカルタヘナ議定書です。これは、遺伝子資源の利用から生じる利益を、資源を提供する国と公平に分配することを目的としています。 しかし、カルタヘナ議定書は、遺伝子資源の利用によって生じた損害については明確な規定がありませんでした。そこで、この問題に対処するために、2010年に名古屋議定書が採択され、さらに2014年には、名古屋議定書の補足議定書として、名古屋・クアラルンプール補足議定書が採択されました。 この補足議定書は、遺伝子資源の利用によって生じた損害に対する責任と救済措置に関する国際的なルールを定めた画期的なものです。具体的には、損害が発生した場合の情報提供、協議、紛争解決などのメカニズムを規定し、遺伝子資源の利用に伴うリスクを適切に管理し、損害が生じた場合には責任と救済を明確にすることを目指しています。
カーボンニュートラルに向けて

地球を救うDACの可能性:CO2を直接回収

地球温暖化が深刻化する中、その原因となるCO2を大気中から直接回収する技術「DAC(Direct Air Capture)」が注目を集めています。 DACは、大気中のCO2を吸収し、濃縮して貯留または再利用する技術です。 従来のCO2削減対策は、工場や発電所など、排出源でCO2を回収する技術が主流でした。しかし、DACは、場所を選ばずにCO2を回収できるため、排出源への対策が難しい分野や、既に大気中に放出されたCO2の削減に効果を発揮すると期待されています。 まだ技術開発段階であり、コスト面など課題は山積していますが、地球温暖化対策の切り札として、世界中で研究開発が進められています。
地球環境を守るために

「レインズ」が解き明かす地球環境の未来

近年、地球温暖化や気候変動の影響が深刻化し、世界中で環境問題への意識が高まっています。 持続可能な社会の実現に向けて、様々な取り組みが行われていますが、その中で注目されているのが「レインズ」です。 レインズは、ヨーロッパ発祥の、持続可能な土地利用のための統合評価モデルです。 この章では、レインズの特徴や機能、そして地球環境の未来をどのように解き明かしていくのかについて解説していきます。
地球温暖化について

地球を救う道筋:バリ・ロードマップとは?

地球温暖化による海面上昇や異常気象の頻発など、気候変動の影響は世界各地ですでに現れ、私たちの生活や未来を脅かしています。このままでは、地球環境は取り返しのつかない深刻な事態に陥ってしまうかもしれません。そんな危機感の中、2007年12月、インドネシアのバリ島で開催された国連気候変動枠組条約締約国会議(COP13)において、「バリ・ロードマップ」は採択されました。これは、気候変動問題に対する国際的な取り組みをさらに前進させるための、重要な一歩となりました。
地球環境を守るために

計画アセスメント: 環境配慮の未来を描く

近年、開発と環境保全の両立が重要な課題となっています。 計画アセスメントは、開発計画の初期段階から環境への影響を予測・評価し、環境への負荷をできる限り低減するための取り組みです。これは、道路やダムなどの大規模な開発事業だけでなく、都市計画や地域開発など、幅広い計画に適用されます。 計画アセスメントの特徴は、環境保全の観点から計画の内容自体を検討し、より良いものへと改善していくプロセスと言えるでしょう。環境影響評価(環境アセスメント)が、個別の開発事業が環境に与える影響を評価するのに対し、計画アセスメントは、より広範囲な視点から環境との調和を図ることを目指しています。
地球温暖化について

COP25:地球の未来をかけた会議

- COP25とは? - 地球温暖化対策の国際会議 COP25は、地球温暖化対策を話し合う国際会議です。正式名称は、国連気候変動枠組条約第25回締約国会議と言い、世界中の国々が集まり、地球温暖化を食い止めるための具体的な方法について話し合います。この会議は、地球温暖化が深刻化する中、私たちの未来を守るために非常に重要な会議と言えるでしょう。
再生可能エネルギー

グリーン証書取引:未来への投資

グリーン証書取引とは、再生可能エネルギーによって発電された電気を証書化した「グリーン証書」を、企業間で売買する仕組みです。証書には、発電量や環境付加価値の情報が記載されており、企業は再生可能エネルギーの利用を証明する手段として活用されています。 この取引は、単なる証書の売買にとどまらず、再生可能エネルギーの普及を促進する役割も担っています。証書を購入する企業は、自ら再生可能エネルギーを導入するよりも低コストで、環境貢献に取り組むことができます。一方、証書を販売する企業は、再生可能エネルギー発電事業の収益安定化を図ることができます。 このように、グリーン証書取引は、企業の経済活動と環境保全の両立を可能にする、持続可能な社会の実現に向けた有効な手段と言えるでしょう。
カーボンニュートラルに向けて

地球を救う真水:技術革新が導く未来

地球温暖化の影響は、私たちの暮らしの至るところに現れ始めています。その中でも特に深刻なのが、水不足の問題です。気候変動は、降水パターンを乱し、干ばつや洪水のリスクを高めるだけでなく、海面上昇による水資源の塩害化も引き起こします。これは、飲料水や農業用水など、人間が生きていく上で欠かせない真水の供給を脅かす、地球規模の危機と言えるでしょう。 温暖化の影響は、すでに世界各地で顕在化しています。水不足は、食糧生産や工業活動に深刻な打撃を与え、人々の生活を苦しめるだけでなく、地域紛争の火種となる可能性も孕んでいます。私たち人類にとって、安全な水の確保は、もはや待ったなしの課題なのです。
地球環境を守るために

地球を救うODA:環境・エネルギー問題への取り組み

世界ではいま、地球温暖化や気候変動、エネルギー問題など、私たち人類の生存基盤を揺るがす深刻な問題が山積しています。これらの問題は、もはや一国だけで解決できるものではなく、国際社会が協力して立ち向かわなければならない地球規模課題です。 このような状況の中、開発途上国の経済発展と人々の生活向上を支援し、より良い国際社会の実現に貢献することを目的としたODAは、地球規模課題の解決にも重要な役割を担っています。ODAとは、Official Development Assistanceの略称で、日本語では政府開発援助と訳されます。
地球環境を守るために

世界の森を見つめる:森林資源評価の重要性

森林資源評価とは、ある地域にどれだけの森林資源が存在し、どのような状態にあるのかを把握するプロセスです。具体的には、樹木の高さや太さ、樹種、生育状況などを調査し、森林の面積や蓄積量、健全性などを評価します。これは、森林の持続的な管理や保全、さらには地球環境問題への対策を効果的に進める上で欠かせない基礎情報となります。
サステナビリティのために

グリーンリカバリー:経済復興と地球再生の両立

新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、世界経済に大きな打撃を与え、私たちの生活を一変させました。しかし同時に、この危機は、私たちが直面する環境問題の深刻さを改めて浮き彫りにしました。 人々の移動や経済活動の停滞によって、大気汚染や温室効果ガスの排出量が一時的に減少したという報告は、人間の活動が環境に与える影響の大きさを示すものでした。 この経験を通じて、経済活動を再開する際には、単に以前の状態に戻るのではなく、地球環境の再生と両立した持続可能な方法で復興を遂げなければならないという意識が高まっています。これが「グリーンリカバリー」と呼ばれる考え方です。グリーンリカバリーは、環境問題への対策を経済成長の阻害要因と捉えるのではなく、新たなイノベーションや雇用を生み出す機会と捉え、経済復興と地球環境の再生を同時に実現することを目指すものです。
リサイクルについて

逆転の発想!地球を救うインバース・マニュファクチュアリング

従来の製造業では、資源を採取し、製品を作り、使用後は廃棄するという一方通行のサイクルが一般的でした。しかし、地球温暖化や資源枯渇が深刻化する中、この大量生産・大量消費・大量廃棄型のモデルは限界を迎えています。 そこで注目されているのが、「インバース・マニュファクチュアリング」という考え方です。これは、製品のライフサイクル全体を考慮し、資源の循環利用を最大限に図ることを目指すものです。具体的には、製品設計の段階から分解・リサイクルを考慮したり、使用済み製品を回収して部品や素材を再利用したりする取り組みが含まれます。
リサイクルについて

地球を救う静脈産業の挑戦

静脈産業とは、資源を採取する鉱業や、製品を生産する製造業などとは異なり、すでに存在する製品や廃棄物を回収し、再資源化・再利用を通じて新たな価値を生み出す産業のことです。 循環型社会の実現に向けたキー産業として近年注目を集めており、地球環境の保全に大きく貢献しています。
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