
COP24:地球の未来をかけた会議
COP24とは、2018年12月にポーランドのカトヴィツェで開催された、国連気候変動枠組条約第24回締約国会議のことです。COP(Conference of the Parties)とは、地球温暖化対策のための国際的な枠組みである「国連気候変動枠組条約」に参加する国々が、年に一度集まって、条約の実施について話し合う会議です。
COP24は、2015年に採択された「パリ協定」の運用ルールを決定するための重要な会議として位置づけられていました。パリ協定は、産業革命前からの世界の平均気温上昇を2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力を追求することを目標としています。
COP24では、この目標達成に向けた具体的なルールや、途上国への資金援助などについて、190以上の国と地域が参加して激しい議論が交わされました。世界が注目する中、会議は予定の会期を延長して、なんとかパリ協定の実施指針(ルールブック)を採択し、閉幕しました。