地球環境を守るために OECD『緑の成長宣言』:環境と経済の両立を目指して
2008年のリーマンショックに端を発した世界的不況は、各国経済に大きな打撃を与えました。そして、この未曾有の危機を乗り越えるべく、各国は経済対策に奔走することとなります。しかし、OECDは、この経済危機を単に乗り越えるだけでは不十分だと考えました。 世界は同時に、気候変動や生物多様性の損失といった深刻な環境問題にも直面しており、経済回復と環境問題への取り組みを両立させる必要があったのです。そこでOECDは、経済成長と環境保全を両立させる「グリーン成長」を提唱し、2009年に「OECD緑の成長宣言」を採択しました。これは、環境問題への対応を経済成長の制約と捉えるのではなく、新たな成長の源泉と捉え、持続可能な社会を構築しようという、国際社会共通の目標を示すものでした。
