SDGs

地球環境を守るために

知らないと損をする? エコロジカルサービス入門

私たち人間は、日々、たくさんの「自然の恵み」を受けて生きています。おいしい水を飲み、新鮮な空気を吸い、安全な食料を食べていますよね。しかし、これらの恵みがどこから来て、どのように作られているか、意識することは少ないかもしれません。 実は、これらの恵みは、健全な生態系から得られるサービスであり、「エコロジカルサービス」と呼ばれています。
再生可能エネルギー

地球に優しい水力発電: 小水力の可能性

小規模水力発電とは、その名の通り、比較的小さな規模で行う水力発電のことです。一般的には出力1,000kW未満の発電を指し、地域の水路や小規模な河川などを利用して発電を行います。 大規模なダムを建設する必要がないため、環境への負荷が低い点が特徴です。 自然の力を活かしながら、地球に優しいエネルギーを生み出す、小規模水力発電の可能性について、さらに詳しく見ていきましょう。
サステナビリティのために

「インクルーシブ・ウェルス」で測る未来

これまで、国の豊かさを測る指標として、GDP(国内総生産)が広く用いられてきました。GDPは、一定期間内に国内で生産された財やサービスの付加価値の合計を示すものであり、経済成長を測る指標としては有効です。しかし、GDPは、人々の幸福度や社会の持続可能性といった重要な要素を考慮していません。 例えば、環境汚染や格差の拡大は、GDPの増加にはつながるかもしれませんが、人々の生活の質や社会の安定を損なう可能性があります。また、GDPは、家事やボランティア活動といった市場では評価されない活動や、自然資本の価値を適切に反映していません。 そこで近年、GDPに代わる新たな豊かさの指標として、「インクルーシブ・ウェルス」という概念が注目されています。これは、人々の幸福度や社会の持続可能性を考慮した、より包括的な豊かさの指標です。インクルーシブ・ウェルスは、経済的な資本だけでなく、人間の資本(教育や健康)、社会関係資本(信頼やネットワーク)、自然資本(森林や水資源)といった、さまざまな資本を総合的に考慮することで、真の豊かさを測ろうとするものです。
地球環境を守るために

生物多様性保全活動促進法:地球への貢献

私たち人間を含む、すべての生き物は、地球という一つの惑星の上で暮らしています。そして、その生命は多種多様な生き物たちによって支えられているのです。生物多様性とは、まさにこの生き物の種類の豊かさを表す言葉です。 生物多様性には、大きく分けて3つのレベルがあります。まず、生態系の多様性は、森や川、海など、様々な環境が存在することを指します。次に、種多様性は、それぞれの環境に、動物、植物、微生物など、多様な種類の生き物が暮らしていることを表します。そして、遺伝子の多様性は、同じ種の中でも、地域や個体によって遺伝子が異なることを意味します。 これらの多様性が複雑に関係し合い、バランスを保つことで、地球の生態系は維持され、私たち人間も食料や水、空気などを得て生きていくことができるのです。
地球環境を守るために

持続可能な未来へ:ヨハネスブルグサミットの教訓

2002年に開催されたヨハネスブルグサミットは、持続可能な開発の重要性を世界に再認識させました。では、「持続可能な開発」とは一体どのような概念なのでしょうか? それは、将来世代のニーズを損なうことなく、現代世代のニーズを満たす開発を指します。つまり、私たち人類が地球上で暮らし続けるためには、環境、社会、経済のバランスを保ちながら発展していく必要があるのです。
地球環境を守るために

地球環境×ひも付き援助:持続可能性への課題

ひも付き援助とは、援助を行う国や機関が、援助を受ける国に対して、特定の条件や制約を課す形式の国際援助です。 具体的には、援助資金の使途を特定のプロジェクトや商品、サービスの購入に限定したり、援助受入国側の政策や制度改革を要求したりするといった形をとります。一見すると、援助資金が有効に活用され、効率的に開発目標を達成するために役立つようにも思えます。しかし、援助受入国のニーズや主体性を十分に考慮せず、 donor側の意向を優先させてしまうという側面も持ち合わせています。
SDGsと暮らし

地球に優しい選択!グリーン購入法とは?

私たちの毎日の暮らしは、様々な商品やサービスに支えられています。しかし、その裏側では、地球環境への負担が深刻化しているのも事実です。そこで、環境への負荷が少ない商品やサービスを積極的に選択する「グリーン購入」が注目されています。 この記事では、環境問題解決に繋がる第一歩となる「グリーン購入法」について詳しく解説していきます。
サステナビリティのために

地球を救う森の認証: 知られざる『森林認証制度』とは?

地球温暖化や生物多様性の損失など、地球環境問題が深刻化する中で、森林の役割はますます重要になっています。森林は、二酸化炭素を吸収し、酸素を供給するだけでなく、多様な生物の住処となり、水資源を守るなど、私たち人間を含む地球上のあらゆる生命にとって欠かせない存在です。 しかし、世界では、木材や紙の原料となる森林伐採によって、環境破壊や生物多様性の損失が問題となっています。そこで、森林が適切に管理され、そこから生産される木材や紙製品を消費者が選択することで、森林の保全を促進しようという取り組みが生まれました。それが「森林認証制度」です。
地球環境を守るために

熱帯雨林: 地球の未来を握る緑

地球上の広大な地域を占める熱帯雨林は、「地球の肺」と称されるほど、私たち人類にとって重要な役割を担っています。その豊かな緑は、二酸化炭素を吸収し、酸素を供給することで、地球全体の気候バランスを調整しています。熱帯雨林は、光合成を通して大気中の二酸化炭素を吸収し、地球温暖化を抑制する重要な役割を果たしています。 また、熱帯雨林は生物多様性の宝庫でもあります。多種多様な動植物が生息し、複雑な生態系を形成しています。しかし、近年、人間の活動による森林伐採や農地開発などが進み、熱帯雨林は減少の一途を辿っています。これは、地球温暖化の加速、生物多様性の損失、土壌侵食などの深刻な環境問題を引き起こしています。 熱帯雨林の保護は、地球全体の未来を守る上で不可欠です。私たち一人ひとりが、熱帯雨林の重要性を認識し、持続可能な社会の実現に向けて行動を起こしていく必要があります。
サステナビリティのために

環境会計で未来を拓く

環境会計とは、企業活動が環境に与える影響を貨幣価値で評価し、その結果を会計情報として取り入れることを指します。従来の会計では、主に財務的な視点から企業活動を評価してきました。しかし、地球環境問題への関心の高まりとともに、環境への影響も考慮した経営が求められるようになりました。そこで、環境保全への取り組みや環境負荷を数値化し、経済的な指標と統合して分析することで、より持続可能で環境に配慮した経営判断を可能にするツールとして、環境会計が注目されています。
リサイクルについて

食品リサイクル法:未来へつなぐ食の責任

日本では、依然として大量の食品が廃棄されており、本来食べられるはずの食品がゴミとして捨てられている現状があります。これは、環境問題、経済問題、倫理問題など、様々な問題を引き起こす深刻な事態です。食品の生産には、水資源、エネルギー、土地など多くの資源が投入されていますが、食品ロスはこれらの貴重な資源を無駄にしていることになります。また、廃棄物処理にも費用がかかり、環境負荷も大きいため、持続可能な社会の実現にとって大きな課題となっています。 このような背景から、食品ロスの削減は社会全体で取り組むべき喫緊の課題として認識されるようになりました。そこで、2000年に食品リサイクル法が施行されました。この法律は、食品関連事業者に食品ロスの削減を義務付けるとともに、食品リサイクルを促進するための枠組みを定めることを目的としています。食品リサイクル法の制定は、日本の食品ロス削減に向けた取り組みを大きく前進させる転換点となりました。
サステナビリティのために

環境金融で未来を拓く:地球と共存する経済へ

「環境金融」という言葉、最近よく耳にするようになりましたよね。環境問題が深刻化する中で、その解決に金融が大きく貢献できるという期待が高まっている証と言えるでしょう。では、環境金融とは一体どのようなものでしょうか? 簡単に言えば、環境金融とは環境改善効果の高い事業やプロジェクトに資金を提供する金融サービス全般を指します。 具体的には、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー事業への投融資、省エネルギー設備の導入を支援するグリーンローン、環境に配慮した企業の株式に投資するESG投資などが挙げられます。 環境金融の特徴は、従来の金融の枠組みを超えて、環境問題への意識を投資判断に取り入れている点にあります。 単に経済的な利益を追求するだけでなく、地球環境の持続可能性にも配慮した投資を行うことで、経済成長と環境保全の両立を目指しているのです。
地球環境を守るために

地域環境力で未来を拓く

「地域環境力」。それは、地域がもつ豊かな自然環境や、その中で育まれてきた歴史・文化、そして人々の暮らしの知恵を総合した力を指します。自然の恵みを活かしながら、環境への負荷を低減し、次世代へと繋げていく。それは、持続可能な社会を築くための、地域ならではの力を意味しています。
サステナビリティのために

都市の生物多様性を測る:指標と課題

都市は人間が作り出した人工的な空間ですが、同時に多くの生物にとっても生活の場となっています。そして、都市における生物多様性は、そこに住む人々の生活の質と密接に関係しているのです。 まず、生物多様性は都市の生態系サービスを支えています。緑地や水辺に生息する様々な生物は、大気浄化、気温調節、雨水浸透などを通じて、都市の環境を快適に保つ役割を果たしています。また、都市農業における害虫駆除や受粉など、食料生産にも貢献しています。 さらに、生物多様性は人々の健康や文化的な豊かさにも寄与しています。緑豊かな公園や水辺は、都市生活でストレスを抱える人々に癒しや安らぎを与え、心身の健康を促進します。また、地域固有の生物は、その土地の文化や歴史と深く結びついており、人々に愛着や誇りを抱かせます。 このように、都市における生物多様性は、私たちの生活にとって非常に重要です。都市開発が進む一方で、生物多様性の保全にも目を向け、人と自然が共存できる都市を目指していく必要があります。
地球環境を守るために

クルマなしの日、未来への第一歩

「カーフリーデー」。耳慣れない言葉かもしれませんが、これは「国際自動車フリーデー」とも呼ばれ、毎年9月22日に世界各地で行われているイベントです。 この日、私たちはマイカーの使用を控えるように呼びかけられます。 目的は、排気ガスや騒音といったクルマがもたらす環境問題について考え、公共交通機関や自転車、徒歩での移動手段を見直すこと。 単なるイベントとしてではなく、私たち一人ひとりが環境問題と向き合い、持続可能な社会を実現するための第一歩として、カーフリーデーは年々その重要性を増しています。
地球環境を守るために

海洋プラスチック問題:海の危機を救うために

青い海、豊かな生態系を育む母なる海。しかし今、その海が深刻なプラスチック汚染という危機に直面しています。海岸に打ち上げられるペットボトルやビニール袋、海面を漂う漁網など、海洋プラスチック問題は年々深刻化しています。これらのゴミは、景観を損なうだけでなく、海洋生物の生態系に深刻な影響を与えているのです。ウミガメや海鳥が誤ってプラスチックを摂取し、命を落とすケースも後を絶ちません。また、プラスチックは波や紫外線によってマイクロプラスチックと呼ばれる微細な粒子に分解されます。これらは、魚介類が餌と間違えて摂取し、食物連鎖を通じて人間の体内にまで入り込む可能性が指摘されています。海洋プラスチック問題は、もはや他人事ではなく、私たち人間の健康や生活にも密接に関わる問題となっているのです。
SDGsと暮らし

未来への一歩!あいち・なごや宣言とESD

2014年10月、愛知県名古屋市で「持続可能な開発のための教育(ESD)」に関するユネスコ世界会議が開催されました。この会議には世界150ヶ国以上から約7,000人が参加し、ESDの更なる推進に向けて活発な議論が交わされました。その会議の成果として採択されたのが「あいち・なごや宣言」です。これは、持続可能な社会の実現に向けて、世界がESDをより一層推進していくことを誓約するものです。 「あいち・なごや宣言」は、ESDの推進を通じて、全ての人々が質の高い教育を受け、持続可能な社会の担い手となることを目指しています。具体的には、貧困や飢餓の撲滅、ジェンダー平等の実現、気候変動への対策など、国際社会共通の目標であるSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献することを表明しています。 「あいち・なごや宣言」は、ESDに関する国際的な枠組みを構築する上で、極めて重要な役割を果たしています。日本は、この宣言に基づき、ESDの推進に積極的に取り組んでいます。
SDGsと暮らし

快適環境の創造:地球と共存する未来へ

「アメニティ」。それは、私たちの暮らしを豊かに彩る心地よさ、快適さを表す言葉です。しかし、その意味を深く掘り下げていくと、地球が私たちに惜しみなく与えてくれる恵みと密接に関係していることに気づかされます。太陽の光、風のそよぎ、緑葉の輝き、清らかな水の音...。これらは全て、地球からの貴重な贈り物であり、私たちが真に快適な環境を創造するために欠かせない要素なのです。
地球環境を守るために

地球を救うODA:環境・エネルギー問題への取り組み

世界ではいま、地球温暖化や気候変動、エネルギー問題など、私たち人類の生存基盤を揺るがす深刻な問題が山積しています。これらの問題は、もはや一国だけで解決できるものではなく、国際社会が協力して立ち向かわなければならない地球規模課題です。 このような状況の中、開発途上国の経済発展と人々の生活向上を支援し、より良い国際社会の実現に貢献することを目的としたODAは、地球規模課題の解決にも重要な役割を担っています。ODAとは、Official Development Assistanceの略称で、日本語では政府開発援助と訳されます。
再生可能エネルギー

未来都市:バイオマスタウン構想の可能性

地球温暖化や資源の枯渇が深刻化する中、持続可能な社会の実現が喫緊の課題となっています。その解決策として注目されているのが、「バイオマスタウン」です。 バイオマスタウンとは、地域内で発生するバイオマス資源を活用し、エネルギーの地産地消を目指す取り組みを指します。 具体的には、森林の間伐材や家畜の糞尿、食品廃棄物などをエネルギー源として有効活用します。これらのバイオマスを燃焼させて発電したり、ガス化して都市ガスのように利用したりするなど、さまざまな技術が開発されています。 バイオマスタウン構想は、単にエネルギー問題の解決に留まりません。地域経済の活性化や雇用創出、環境保全にも貢献する可能性を秘めています。例えば、バイオマス発電所の建設や運営による雇用創出、バイオマス燃料の地元生産による地域経済の活性化、化石燃料の使用量削減によるCO2排出量の削減などが期待できます。
地球環境を守るために

地球を救うJBICの挑戦

JBICは、株式会社日本貿易保険(NEXI)と合併し、2022年4月に新たに発足した組織です。正式名称は株式会社日本貿易保険機構といい、日本の輸出信用機関として、貿易や海外事業を金融面から支援する役割を担っています。 JBICの大きな特徴は、地球規模課題の解決に向けた取り組みを、積極的に推進している点です。気候変動やエネルギー問題、SDGsへの貢献など、国際社会共通の目標達成に貢献するため、開発途上国への支援や、環境技術の導入を促すプロジェクトファイナンスなど、多岐にわたる事業を展開しています。
地球環境を守るために

国際協力で守る!地球の未来と森林の力

地球温暖化や生物多様性の損失など、地球規模の課題解決のために、森林の役割が重要視されています。森林は、二酸化炭素の吸収源として気候変動を緩和するだけでなく、水資源の保全や生物多様性の維持にも貢献しています。 このような中、世界中の森林と向き合い、その可能性を探求しているのが「国際林業研究機関連合(IUFRO)」です。IUFROは、125年以上もの歴史を持つ、世界最古の国際的な研究機関の一つです。 IUFROは、125カ国以上の750以上の研究機関が加盟し、100カ国以上に15,000人以上の科学者が参加する、まさに「森林研究の国際連合」と言えるでしょう。IUFROは、森林に関する科学的な知見を共有し、国際的な研究協力を通じて、世界の森林の保全と持続可能な利用を推進しています。
サステナビリティのために

漁獲可能量(TAC)とは? – 持続可能な漁業のために

私たちが日々口にする魚介類。その多くは、日本の近海で漁獲されています。しかし、美味しい魚を将来にわたって食べ続けるためには、魚の数を減らし過ぎないようにする必要があります。そこで重要な役割を担うのが「漁獲可能量(TAC)」です。 TACとは、特定の種類の魚について、1年間で漁獲して良い最大量を決める制度です。魚の種類ごとに、その資源量や環境の変化などを考慮して、漁獲枠を定めます。この漁獲枠を守ることで、魚の乱獲を防ぎ、将来にわたって安定的に魚を漁獲できるようにしています。 つまり、日本の食卓は、漁獲可能量(TAC)によって支えられていると言えるでしょう。私たちが毎日おいしい魚を食べられるのは、このTAC制度のおかげなのです。
サステナビリティのために

地球の限界値を知る~エコロジカル・フットプリント入門~

私たちは日々、衣食住や移動、娯楽など様々な活動をしています。しかし、その裏側でどれだけの資源を消費し、どれだけの廃棄物を排出しているか、意識することは少ないかもしれません。 エコロジカル・フットプリントは、私たちが地球に与えている負荷を「土地面積」という分かりやすい形で示してくれる指標です。 例えば、牛肉1kgを生産するには、広大な牧草地や飼料の栽培地、輸送のためのエネルギーなど、多くの資源が必要となります。エコロジカル・フットプリントは、このような目に見えない環境負荷を可視化し、私たちが地球に対してどの程度の impact を与えているのかを教えてくれます。
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