地球温暖化について 本日の化石賞:皮肉な賞が問う地球の未来
国際的な環境NGOネットワークであるCANインターナショナルが、地球温暖化対策に後ろ向きな国に与える不名誉な賞、それが「化石賞」です。皮肉を込めたこの賞は、1999年に始まって以来、気候変動問題への意識改革を促す、一種の風刺として機能してきました。
その歴史は、京都議定書採択に向けたCOP3開催まで遡ります。温暖化対策への国際的な取り組みが本格化する中、その流れに逆行する国に対して、市民社会からの批判の声を可視化しようと、化石賞は創設されました。当初は、京都議定書への署名を拒否したアメリカなど、先進国が主な対象となっていました。
しかし、近年は新興国や途上国への授与も目立つようになっています。これは、経済発展に伴い温室効果ガス排出量が増加している国々に対して、より積極的な温暖化対策を求めるメッセージと言えるでしょう。皮肉を込めながらも、地球の未来を真剣に憂う人々の声が、化石賞という形で世界に発信され続けています。
