地球環境

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実は知らない?身近な「条件付特定外来生物」

近年、ニュースなどで「特定外来生物」という言葉を耳にする機会が増えましたね。では、「条件付特定外来生物」とは何か、ご存知でしょうか? 実は、特定外来生物と混同されがちですが、条件付特定外来生物は、特定外来生物よりも規制が緩やかになっています。具体的には、飼育、栽培、保管、運搬は可能です。 しかし、だからと言って、全く規制がないわけではありません。「条件」が付いているように、販売や譲渡、放出などが禁止されています。 身近な生きものが、知らず知らずのうちに条件付特定外来生物に指定されていることもあります。しっかりと理解を深め、適切な対応を心がけましょう。
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地球を守る!今日から始める省資源のススメ

「省資源」。最近よく耳にする言葉ですよね。 地球温暖化や資源の枯渇が叫ばれる中、私たち一人ひとりができる取り組みとして注目されています。 しかし、具体的に何をすればいいのか、迷ってしまう方もいるのではないでしょうか? この記事では、省資源の意味やその重要性、そして今日から始められる簡単な方法までを分かりやすく解説していきます。
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コンポスト:未来を育む循環型社会への一歩

- コンポスト未来を育む循環型社会への一歩 -# コンポストとは?仕組みとメリットを解説 コンポストとは、生ごみや落ち葉などの有機物を微生物の力で分解し、肥料にすることです。 まるで魔法のように、ゴミが栄養たっぷりの土に生まれ変わる、それがコンポストの魅力です。 コンポストの仕組みは、実は自然界の摂理そのもの。 土の中にいる目に見えない小さな生き物たち、そう、微生物が有機物を食べて分解し、植物の成長に必要な栄養素に変えていきます。私たちはその自然の力を借りて、家庭でも簡単にコンポストを作ることができるのです。 コンポストには、たくさんのメリットがあります。まず第一に挙げられるのは、生ごみを減らせること。 燃えるゴミの約半分を占めると言われる生ごみを減らすことは、ゴミ処理にかかるコスト削減だけでなく、環境問題解決への大きな貢献にも繋がります。さらに、コンポストで作った肥料は、市販のものと比べて栄養価が高く、植物を元気に育てる効果も期待できます。 化学肥料を使わない、安心安全な野菜作りにも役立ちます。 コンポストは、環境にも家計にも優しい、まさに一石二鳥の賢い選択と言えるでしょう。
その他

地球を救うオークション?その仕組みと可能性

環境問題が深刻化する中、その解決策として新たな手法が注目を集めています。それは、地球環境を守るための活動や技術をオークションにかけるという、一見意外とも思える方法です。一体、どのような仕組みで、どのような可能性を秘めているのでしょうか?
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地球の未来のために: IGBPの挑戦

地球温暖化や生物多様性の減少など、地球規模で進行する環境問題は、私たち人類の生存基盤を揺るがす深刻な問題です。これらの問題解決には、地球システムに対する正しい理解と、国際的な協力体制が不可欠です。 このような背景の下、1987年に発足したのが「地球圏・生物圏国際共同研究計画(IGBP International Geosphere-Biosphere Programme)」です。 IGBPは、地球全体を一つのシステムとして捉え、大気、海洋、陸域、生物圏といった様々な要素がどのように相互作用しているのかを解明することを目的とした国際的な研究プロジェクトです。 IGBPは、世界中の研究者が参加し、地球システムの様々な側面について観測、分析、モデリングなどの研究活動を行ってきました。その成果は、地球環境問題のメカニズム解明に大きく貢献し、国際的な環境政策の策定にも大きな影響を与えてきました。 IGBPの活動は、私たち人類が地球の未来について考え、持続可能な社会を構築していく上で非常に重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
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フレックスタイム制:環境とエネルギー問題への処方箋?

毎日の通勤ラッシュは、時間とエネルギーの無駄という視点だけでなく、深刻な環境問題を引き起こす要因の一つとして認識されています。満員電車を動かすために大量の電力が必要となり、二酸化炭素排出量の増加に繋がっているからです。また、自動車通勤の場合、渋滞によりアイドリング時間が増え、さらに多くの排気ガスが排出されます。 フレックスタイム制は、通勤時間のピークを分散させる効果があります。従業員が自分のライフスタイルに合わせて始業・終業時間を調整することで、ラッシュアワーを避けた通勤が可能になるため、交通渋滞の緩和、ひいては環境負荷の軽減に貢献すると言えるでしょう。
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フロンだけじゃない?オゾン層破壊の隠れた脅威

オゾン層破壊の原因として、かつて冷蔵庫やスプレーの冷媒に広く使われていたフロンガスが有名です。しかし、フロンそのものがオゾン層を破壊するわけではありません。 フロンから発生する塩素原子こそが、オゾン層破壊の真犯人なのです。 太陽からの有害な紫外線を吸収し、地球上の生物を守っているオゾン層。 オゾン(O3)は酸素原子3つからなる不安定な気体で、塩素原子と反応すると容易に分解されてしまいます。フロンから放出された塩素原子は、この反応を何度も繰り返し、連鎖的にオゾンを破壊していくのです。
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WWF:地球の未来を守る挑戦

1961年、スイスで産声を上げたWWF(世界自然保護基金)は、地球規模で深刻化する環境問題に立ち向かうべく、半世紀以上にわたり活動を続けています。創設当初は、希少動物の保護や生息地の保全を主な活動としていました。しかし、環境問題の深刻化と複雑化に伴い、その活動は多岐にわたるようになっています。 気候変動問題への取り組みや、持続可能な社会の実現に向けた企業との連携など、WWFは常に時代の変化を捉え、地球の未来のために活動を進化させています。
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OBIS: 五感で学ぶ地球環境とエネルギー

OBIS(オービス)は、Ocean Based Instruction and Sciencesの略称で、アメリカ・カリフォルニア州発の体験型海洋教育プログラムです。従来の座学中心の環境教育とは異なり、海を舞台に五感をフル活用した体験を通して、子どもたちの環境問題への意識を高め、持続可能な社会の実現に向けて行動を起こせる人材を育成することを目的としています。 OBISプログラムの特徴は、子どもたちが実際に海へ出て、海洋生物や海洋環境を直接観察したり、体験したりする中で、地球環境とエネルギーの密接な関係について深く学ぶことができる点です。例えば、海藻やプランクトンを観察することで、海洋生態系の仕組みや重要性を理解したり、波や風の力を利用した再生可能エネルギーについて学んだりすることができます。 OBISは、カリフォルニア州の教育機関と連携し、既に多くの学校で導入されています。日本でも、近年その画期的な教育手法が注目を集めており、各地でOBISプログラムを導入する動きが広がっています。
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地球の境目、南極収束線

南極大陸を取り囲むように、冷たい南極の海水と、比較的暖かい北方の海水が出会う場所があります。これが「南極収束線」と呼ばれる、地球上のもうひとつの“境界線”です。 南極収束線では、温度や塩分濃度の異なる海水が混ざり合うことで、豊富な栄養塩が海面近くに上昇してきます。すると、それを求めて植物プランクトンが大量に発生し、クジラや魚、海鳥など、様々な生物が集まる豊かな生態系を育むのです。
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有害紫外線:その影響と対策

太陽光に含まれる紫外線は、波長の長さによってUVA、UVB、UVCの3種類に分けられます。このうち、地表に届くのはUVAとUVBです。UVAは肌の奥深くまで届き、シワやたるみなどの光老化を引き起こす原因となります。一方、UVBは肌表面に作用し、赤みや炎症、さらにはシミやそばかすの原因となります。どちらも、浴びすぎると健康に悪影響があるため注意が必要です。
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酸性雨が森を壊す? 森林衰退の恐怖

私たちが普段、何気なく目にしている雨。しかし、その雨の中には、時に森を蝕む危険な成分が含まれていることがあります。これが「酸性雨」と呼ばれる現象です。 酸性雨とは、pH(水素イオン指数)が5.6以下の酸性を示す雨のことを指します。通常、雨水は空気中の二酸化炭素が溶け込むことで、弱い酸性(pH5.6程度)を示します。しかし、工場や自動車から排出される硫黄酸化物や窒素酸化物などが大気中で化学反応を起こし、硫酸や硝酸といった強い酸に変化すると、雨水に溶け込み、通常よりも強い酸性を示すようになります。これが、酸性雨が発生するメカニズムです。
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地球の未来を守る!交換公文とエネルギー協力

地球温暖化や資源の枯渇など、地球規模で課題を抱える現代社会。これらの問題解決には、国を超えた協力が不可欠です。その国際協力において重要な役割を担うのが「交換公文」です。 交換公文とは、国家間の合意を文書化し、相互に交換することによって成立する国際約束の一種です。条約と異なり、議会での承認手続きが不要なため、比較的迅速かつ柔軟に締結できるという特徴があります。 エネルギー分野における国際協力においても、交換公文は重要な役割を果たしています。例えば、再生可能エネルギーの導入や省エネルギー技術の開発といった分野において、資金や技術の提供に関する合意を交換公文の形で締結することで、円滑な協力関係を構築することができます。 交換公文は、国際社会における様々な課題解決に向けた、迅速かつ柔軟な対応を可能にする重要なツールと言えるでしょう。
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地球を救う一手!環境ボランティアのススメ

「環境問題」は、ニュースなどでよく耳にするけれど、自分には何かできるか不安…そう感じている方もいるかもしれません。でも大丈夫!環境ボランティアは、特別な知識やスキルがなくても、誰もが気軽に社会貢献できる第一歩です。 環境ボランティアと一言で言っても、その活動内容は多岐に渡ります。例えば、身近な公園の清掃活動や、地域の緑化運動など、自分のできる範囲で、無理なく参加できる活動がたくさんあります。
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知られざる水の消費量:ウォーターフットプリントとは?

私たちが毎日使う水は、蛇口から出てくるものだけではありません。洋服や食べ物など、あらゆるものの生産にも大量の水が使われています。 こうした目に見えない水の消費量を「ウォーターフットプリント」と呼びます。 ウォーターフットプリントは、製品のライフサイクル全体で消費される水の量を、「青い水」「緑の水」「灰色の水」の3つに分類して計算します。 「青い水」は、河川や湖沼などから取水される水資源を表し、「緑の水」は、土壌に貯えられた雨水などを指します。そして「灰色の水」は、製品の生産過程で排出される汚染水を浄化するために必要な水の量を指します。 ウォーターフットプリントを理解することで、私たち自身の消費行動が世界のどこで、どれだけの水資源に影響を与えているのかを把握することができます。 水資源の枯渇や水質汚染といった地球規模の課題解決に向けて、ウォーターフットプリントは重要な指標となるでしょう。
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見えない水の力:グリーン・ウォーターと地球環境

私達が普段何気なく使っている「水」。蛇口をひねれば簡単に手に入り、生活に欠かせない存在です。しかし、水には、目に見える水と見えない水があることをご存知でしょうか?私達が普段目にしているのは、川や湖、海などの水、あるいは水道水など、いわゆる「ブルー・ウォーター」と呼ばれるものです。では、見えない水とは一体何なのでしょうか?それは、土壌の中に存在する水分、「グリーン・ウォーター」のことを指します。 グリーン・ウォーターは、雨水や雪解け水が地面にしみ込み、土壌粒子に吸着されたものです。一見、私達の生活には無関係に思えるグリーン・ウォーターですが、実は、植物の生育に不可欠な役割を担っています。植物は根からこのグリーン・ウォーターを吸収し、光合成を行い、酸素を生み出し、私たちの食料や生活の資源となります。つまり、グリーン・ウォーターは、地球上の生態系を支えるとともに、私たちの生活にも間接的に大きく貢献しているのです。
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地球を救う?ナノファイバーの可能性

ナノファイバーとは、直径がナノメートル単位という極細の繊維のことです。髪の毛の太さと比較すると、なんと約5万分の1という小ささです。肉眼ではもちろん、光学顕微鏡でも観察が難しいほど微細な繊維です。このナノファイバーは、その表面積の広さや、軽量性、柔軟性など、従来の素材にはない優れた特性を持っているため、様々な分野で注目を集めています。
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ユネスコIOC:海洋を知り、未来を守る

地球全体の表面積の約7割を占める広大な海。そこは、地球全体の気候の調節や、酸素の供給、食料資源の提供など、私たち人類を含む地球上のあらゆる生命にとって、なくてはならない役割を担っています。 しかし近年、地球温暖化や海洋酸性化、プラスチック汚染など、人間活動の影響による海洋環境の変化が深刻化しており、その影響は、気候変動や生態系の破壊など、地球全体に及んでいます。 このような状況の中、「ユネスコIOC(政府間海洋学委員会)」は、海洋に関する国際協力を推進し、海洋と沿岸域の持続可能な開発と管理を実現するために設立された国際機関です。 ユネスコIOCは、海洋の科学的な調査研究や観測、データの共有、人材育成などを推進し、得られた科学的知見に基づいた政策提言などを行うことで、世界の海洋問題の解決に貢献しています。
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知られざる緑の宝庫: 熱帯山地林の秘密

「熱帯雨林」と聞いて、多くの人が背の高い木々に覆われた高温多湿なジャングルの風景を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、熱帯の森はそれだけではありません。山の斜面を登っていくと、そこには熱帯雨林とは全く異なる、雲霧に包まれた神秘的な森が広がっています。これが「熱帯山地林」です。 熱帯雨林と熱帯山地林の最大の違いは、その標高にあります。熱帯雨林は主に低地に広がっていますが、熱帯山地林は標高1000メートル以上の山岳地帯に位置しています。そのため、気温や湿度、土壌の状態などが大きく異なり、熱帯山地林特有の動植物が生息する独特の生態系が築かれています。 また、熱帯山地林では、雲霧が発生しやすく、空気中の湿度が非常に高いのも特徴です。そのため、樹木は「着生植物」と呼ばれる、他の植物に付着して生きる植物を多くまとっています。これらの植物は、熱帯山地林の生物多様性をさらに豊かにする要素となっています。
地球温暖化について

地球の未来を守れ!ノールトヴェイク宣言とは?

1989年、地球温暖化という人類共通の課題に立ち向かうべく、オランダのノールトヴェイクという街に世界各国から代表が集結しました。彼らが採択したのが「ノールトヴェイク宣言」です。これは、地球温暖化がもたらす深刻な影響を国際社会が共有し、その解決に向けて協力体制を築くことを目的としていました。当時、地球温暖化はまだ予測の域を出ず、具体的な対策は進んでいませんでした。しかし、ノールトヴェイク宣言は、国際社会が地球環境問題に真剣に取り組み始める大きな転換点となったのです。
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次世代交通で環境貢献:新交通管理システムとは?

新交通管理システム(New Traffic Management Systems NTMS)とは、ITS(Intelligent Transport Systems高度道路交通システム)の中核を担うシステムです。従来の交通信号制御システムや交通情報提供システムに加えて、近年発展が著しいAIやビッグデータ解析、IoTなどの先進技術を活用することで、より高度で効率的な交通管理を実現します。 NTMSの目的は、交通の安全性向上、渋滞緩和による移動時間の短縮、環境負荷の低減など、交通に関わる様々な社会課題の解決に貢献することです。具体的には、リアルタイムの交通状況把握と予測に基づいた最適な交通流の制御や、ドライバーへの的確な情報提供による円滑な走行支援、自動運転システムとの連携による安全性の向上などが期待されています。
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金融の力で未来を拓く:UNEP FIの取り組み

世界が地球温暖化や生物多様性の損失といった環境問題に直面する中、その解決策として「金融の力」に注目が集まっています。地球環境の持続可能性と金融セクターの関わりは深く、持続可能な社会を実現するためには、金融機関や投資家が積極的に環境問題に取り組むことが不可欠です。 UNEP FI(国連環境計画金融イニシアチブ)は、まさにその架け橋となる国際的な組織です。1992年に設立されたUNEP FIは、銀行、証券会社、保険会社、投資家など、金融機関と協働し、環境と社会に配慮した持続可能な金融システムの構築を目指しています。具体的には、気候変動、水資源、森林破壊など、様々な環境問題に関するイニシアチブを展開し、金融機関が環境リスクと機会を適切に評価し、責任ある投資と融資を行うためのガイダンスやツールを提供しています。
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海の底から生命を育む湧昇の謎

太陽の光が燦々と降り注ぐ海面とは異なり、深海は暗黒の世界。そして、栄養分が乏しい、いわば海の砂漠と言える環境です。 しかし、そんな深海から、生命を育む豊穣の使者がやってきます。それが「湧昇」と呼ばれる現象です。
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地球を救う技術の拠点:UNEP国際環境技術センター

環境問題が深刻化する中、国際社会は持続可能な社会の実現に向けて動き出しました。その一環として、1992年にブラジルのリオデジャネイロで開催された地球サミットにおいて、UNEP国際環境技術センター(UNEP-IETC)の設立が決定されました。UNEP-IETCは、開発途上国における環境問題の解決と持続可能な開発の促進を目的とした機関です。 UNEP-IETCは、日本政府の支援と国連環境計画(UNEP)の協力の下、1994年に大阪に設立されました。以来、UNEP-IETCは、廃棄物管理、水資源管理、気候変動対策など、様々な分野において技術的な支援や政策提言を行ってきました。また、途上国の技術者や行政官を対象とした研修プログラムを実施することで、人材育成にも力を入れています。 UNEP-IETCは、国際社会における環境技術の拠点としての役割を担い、持続可能な社会の実現に向けて重要な役割を果たしています。
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