地球環境を守るために 炭素国境調整措置:世界に問う環境対策
地球温暖化対策が喫緊の課題となる中、世界各国で環境規制の強化が進んでいます。その中でも、特に注目を集めているのが、EU(欧州連合)が導入を進める「炭素国境調整措置(CBAM Carbon Border Adjustment Mechanism)」です。これは、環境規制の緩い国からの輸入品に対して、CO2排出量に応じた関税を課すという仕組みです。
EUは、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現を目標に掲げています。しかし、厳しい環境規制を課すEU域内企業だけが、コスト増加によって国際競争力を失うことを避けるため、EU域外の企業に対しても同様のCO2排出削減努力を求める目的で、CBAMが導入されることになりました。
