地球環境を守るために 臭化メチルとは?地球環境への影響と代替技術
- 臭化メチルとは?用途と規制の歴史
臭化メチルは、無色、無臭のガス状の化合物です。かつては、その優れた殺虫・殺菌作用から、農業分野における土壌くん蒸や、輸入農産物などの検疫に広く利用されていました。
しかし、1990年代に入ると、臭化メチルが大気中のオゾン層を破壊することが明らかになりました。オゾン層破壊は、地球上に有害な紫外線を増加させ、皮膚がんや白内障などの健康被害、生態系への悪影響をもたらすため、国際的な問題となりました。
この問題を受け、1997年に採択された「モントリオール議定書」において、臭化メチルの製造と使用が段階的に削減されることが決定しました。
日本においても、「オゾン層保護法」に基づき、2005年までに臭化メチルの製造が、2015年までに特定の用途を除く使用が原則禁止となりました。
現在では、臭化メチルの代替となる環境負荷の低い技術の開発と普及が進められています。
