地球環境を守るために 見えない脅威「バラスト水」:海の生態系を守るには?
巨大な船が何千キロも離れた港を行き来できる裏側には、「バラスト水」の存在があります。 バラスト水とは、船のバランスを調整するために、船底のタンクに出し入れされる海水のことです。 船が空荷で航行する際、バランスを保つためにバラスト水を積み込み、貨物を積み込む際に排出します。 一見、何気ない海水のように思えるバラスト水ですが、実は、海洋生態系を脅かす存在として、世界中で問題視されています。
一体なぜでしょうか?それは、バラスト水に含まれる「目に見えない同乗者」に秘密があります。バラスト水には、海水と一緒に、プランクトンや細菌、貝類の幼生など、様々な生物が混入しています。 そして、船が別の港に到着し、バラスト水を排出する際に、これらの生物も一緒に流れ出てしまうのです。もしも、その地域にもともといなかった生物が入り込めば、在来種を駆逐したり、病気をもたらしたりする可能性があります。 これが、「バラスト水による海洋生態系への影響」です。
