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焼却灰:知られざる環境問題

焼却灰とは、家庭ゴミや産業廃棄物を焼却炉で燃やした後に残る灰のことです。私たちは日々、たくさんのゴミを排出していますが、そのゴミが焼却処理された後にも、環境問題を引き起こす可能性を秘めた焼却灰が発生していることを忘れてはなりません。 ゴミを焼却すると、体積は約20分の1にまで減少し、最終処分場の延命につながります。しかし、焼却処理の後には必ず焼却灰が発生します。焼却灰は大きく分けて、燃え残ったゴミや灰などを集めた「焼却残渣」と、排ガスに含まれる有害物質を除去する際に発生する「ばいじん」の2種類に分けられます。 焼却残渣は、さらに処理方法によって分類されます。例えば、溶融処理では、焼却残渣を高温で溶かしてスラグやメタルなどの資源として再利用します。また、セメント原料化では、焼却残渣をセメントの製造過程で利用します。 一方、ばいじんは、ダイオキシン類などの有害物質を含んでいるため、セメント工場などで処理された後、埋め立て処分されます。このように、焼却灰は環境への負荷を低減するために様々な処理が行われていますが、処理方法によっては新たな環境問題を引き起こす可能性も孕んでいると言えるでしょう。
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