地球環境を守るために 人間中心主義からの脱却: シャローエコロジーを超えて
「シャローエコロジー」とは、1970年代にノルウェーの哲学者アルネ・ネスが提唱した環境倫理の立場の一つです。その名の通り、環境問題への対策を、あくまでも人間社会にとっての利益という観点から捉えるのが特徴です。例えば、大気汚染を例に挙げると、シャローエコロジーでは、人間の健康を害するから、あるいは経済的な損失を生むからといった理由で、その問題解決が目指されます。つまり、環境問題への取り組みはあくまでも「人間のため」であり、自然や生態系そのものへの配慮は二の次とされてきました。
