地球環境を守るために 地球の未来を見守る「全球気候観測システム」
地球温暖化をはじめとする気候変動は、私たちの社会や生態系に深刻な影響を与える地球規模の課題です。この課題に立ち向かうためには、気候変動の実態を正確に把握し、将来予測の精度を高めることが不可欠です。そして、そのためには世界中で長期間にわたる気候観測を継続し、信頼性の高いデータを取得し続ける必要があります。
GCOS(全球気候観測システム Global Climate Observing System)は、このような気候観測の重要性を国際的に共有し、連携して地球全体の気候変動監視を強化するために設立された枠組みです。GCOSは、世界気象機関(WMO)、国連教育科学文化機関(UNESCO)の政府間海洋学委員会(IOC)、国連環境計画(UNEP)、国際科学会議(ICSU)の共同で1992年に設立されました。
GCOSは、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のような政策決定者や研究者に対して、信頼性の高い観測データや情報を提供することで、気候変動対策や将来予測の精度向上に貢献しています。具体的には、海洋、大気、陸域における重要な気候変数を継続的に観測し、そのデータを収集・分析・共有するための国際的な協力体制を構築しています。
GCOSの活動は、気候変動の現状把握だけでなく、将来予測の精度向上、気候変動の影響評価、適応策や緩和策の効果検証など、多岐にわたります。地球の未来を守るため、GCOSは国際社会を牽引する重要な役割を担っています。
