
VERで未来を拓く:注目の環境価値とは?
VERとは、Voluntary Emission Reductionの略称で、日本語では「自主的な排出削減量」と訳されます。企業が自主的に行ったCO2などの温室効果ガス排出削減や、森林によるCO2吸収などによって得られた成果を、クレジットとして発行できる国際的な仕組みです。
一方、CERはCertified Emission Reductionの略で「認証排出削減量」のこと。こちらは、京都議定書で認められた排出量取引制度に基づいて発行されます。
VERとCERの大きな違いは、VERはあくまでも自主的な取り組みであるという点です。京都議定書のような国際的な枠組みや、それに伴う法的拘束力はありません。企業は、自社の社会的責任(CSR)や、環境への意識の高まりをアピールするためにVERを活用しています。