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カーボンニュートラルに向けて

VERで未来を拓く:注目の環境価値とは?

VERとは、Voluntary Emission Reductionの略称で、日本語では「自主的な排出削減量」と訳されます。企業が自主的に行ったCO2などの温室効果ガス排出削減や、森林によるCO2吸収などによって得られた成果を、クレジットとして発行できる国際的な仕組みです。 一方、CERはCertified Emission Reductionの略で「認証排出削減量」のこと。こちらは、京都議定書で認められた排出量取引制度に基づいて発行されます。 VERとCERの大きな違いは、VERはあくまでも自主的な取り組みであるという点です。京都議定書のような国際的な枠組みや、それに伴う法的拘束力はありません。企業は、自社の社会的責任(CSR)や、環境への意識の高まりをアピールするためにVERを活用しています。
カーボンニュートラルに向けて

地球を守るVCSとは?~カーボンオフセットの品質保証~

地球温暖化は、私たちの社会や経済に深刻な影響を与える喫緊の課題です。気温上昇は、海面上昇、異常気象の増加、生態系の破壊など、様々な問題を引き起こします。この温暖化の主な原因は、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量の増加にあります。 カーボンオフセットは、こうした温室効果ガスの排出を削減または吸収するプロジェクトを支援することで、自らの排出を相殺しようという取り組みです。例えば、植林活動や再生可能エネルギーの導入など、地球温暖化対策に貢献するプロジェクトが数多く存在します。カーボンオフセットは、企業や個人が自らの活動に伴う環境負荷を軽減し、地球温暖化防止に積極的に貢献するための有効な手段として注目されています。